やさしい英語でディスカッション #22 International Viewpoint through English

日 時 2008年 6月15日(日) 午後2時から4時

場 所 青葉区区民交流センター(ラウンジのあるところ)

会議室#5 控え室#1(保育#4)

シリーズ22回目の今回は慣れたスタッフが多く辞めたことを機に、全体でディスカッションのみとした新しい形で行いました。フィリピンからのオールドカマーとオーストラリアからのニューカマーをスピーカーにお招きし、日本に住んで身近に感じていることから、グローバルな問題についてのスピーチとを聞き英語を通して、国際的な視野を養おうと言う目的に合致した内容になりました。

ディスカッションのモデレーター:ランス マテネさん(Mr Lance Matene

1 Discipline: Are we always conscious of it? (by Philippina,Ms Lorna Nakata )

しつけを3つに分けて、1番目は”家庭での躾゛フィリピンなどは大家族なので、親以外の祖父母やおじさんおばさん、近所のおばさんと色々な人が係わって悪いことは悪いと言う。今の日本でそんなことを言うと、親からにらまれるし、本人から刺されかねない、と指摘。2番目は”社会での躾”で、今の日本の大人は子供のお手本にはなっていないと指摘。3番目は”self-discipline”(自分を律して自分で自分をしつける)という考え方。(Winning over youself)
日本人参加者からは、“日本人は宗教心が無いけれど、フィリピンはキリスト教徒が多いから違う”゛学校でのしつけはどう思うか?“など様々な意見が出ました。スピーカーは、"躾は家庭が基本。家庭からコミュニティーそして社会へと繋がるもの"と答えられました。

2 Australia: What's happened to my country?(by Australian, Mr Andrew Kilgour)

“オーストラリア人は開放的で、暢気な国民と言う固定観念があった。実際多文化に対して寛容で、多くの外国生まれの人を国民として受け入れていた。しかし、9・11後、この国も米国の”テロ”又は“テロの国(?)”への先制攻撃の戦争に参加し、国内の景気は悪く雇用は不安定になり、ブッシュに追随する先の首相は、中東系の人やイスラムの人に対しての締め付けを厳しくしていた。しかし、オーストラリア国内の人種間の揉め事で人々が目覚めて、今回の選挙で先の首相が落選して新しい戦争反対の首相が誕生した。“と言うことが語られました。

その後、会場からは、オーストラリアの政治的立場や経済への質問や、日本と似ている雇用の不安定さに対しての意見などが出て、これからのこの国の良い方向への変化を期待することとなりました。

全体ディスカッションのみの開催でしたが、定員以上の参加者からは活発な意見が出て、2時間があっという間でした。

保育の定員も満杯で、夫婦で子供を預けての参加もありました。

アンケート回収 (18枚回収、男性 30代1枚、40代1枚、60代5枚、70代4名。女性 20代1名、30代4名、 40代1名、 60代1名。)からも分かるように 性別 世代を超えた参加がありました。[瀬戸]