やさしい英語でレクチャー No.2

Life of a Multi Cultural Person in Japan

       講師  マリアンネ 和田さん
       日時  2007年3月4日(日)午後3時から4時
       場所  青葉区 区民センタ- 会議室 #5

YOKEその他の英会話講師として活躍中のスピーカーが、やさしい単語を使って、
これまでの人生をお話くださった。
日本人のお父さんとオーストリア人のお母さんは、戦時中のインドネシアでドクターと
ナースとして出会われご結婚。2人のお兄さんの後、お母さんが待ち焦がれた女の子として誕生。
小学校の時は、先生が普通に接してくださったが、女子中高に上がると、外見で、
特別視されたのが、嫌だったとのこと。

日本での短大卒業後、アメリカの大学で勉強をし、シカゴでは計9年、
帰国後5年日本にいて、又、渡米。9年間
LAに住みながら、日米を行き来して、
ドキュメンタリー作成のテレビプロデューサーとして活躍するも、本当の真実を伝えにくい
仕事に嫌気がさしやめた。その後、“紛争解決・平和構築”のための世界規模の
NGO
本格的にかかわり、自分らしさを取り戻したとか。

自分の外観は、外国人だが日本人として育っているのに“どこが違うの?”と、悩んだが、
“ちがうよ”と、直接、仕事仲間にいわれ、“そうなのだ、それでいいんだ”と、
初めて
self-esteem〈自尊感情〉を、少し持つことが出来た。又NGOの会議でオーストラリアを
訪れた時に、25から30ヶ国
250人が参加していて、いろいろ違った人がいて、自分も普通に
人として受け入れられた。その二つの出来事で気持ちが楽になった。
それまでは、“何でお母さんはお父さんと結婚したの?”と思ったこともあった。と語られた。


お茶とお菓子の休憩の後、会場からの様々な質問に答えてくださった。その中に“本当の真実を
伝えられない様な仕事に嫌気がさしたのは、どう言う内面を持っておられたか?”と言う質問に、
幼少の時から両親が活動し、自分も今、参加している
NGOの規範1absolute honesty 2 absolute love
( unconditional) 3 absolute selflessness 4 absolute purity(pure motive)
が、大切という気持ちが小さい時
から身についていたから。それに反するようなことはしたくない。
“今が人生の中で一番幸せ”と、落ち着いた笑顔で語るスピーカーの人柄に魅せられた一時でした。


後 援 横浜市青葉区役所 主 催 横浜市青葉国際交流ラウンジ