やさしい英語でディスカッション No.14

日 時  2003年11月30日(日)午後1時30分から4時

 場 所  青葉国際交流ラウンジ二階会議室 #2

シリーズ14回目の今回は、小雨の午後、外国人の3名のゲストをお招きし、ディスカッションの司会 スーザン アダムス ヤマダさんのもと、熱心な参加者で一杯の会場で行われました。

 

テーマとスピーカーは次のとおりです。

1 Motivation “The art of travel”by Ms.Grainne O’malley (Irishwoman)

2 History of Egypt                by Mr.Elsayed Radwan(Egyptian)

3 Think globally, Act locally to the world   by Mrs.Wand Lee (American)

一人目のスピーカーは 旅を3つのタイプに分類しました。一つ目は旅行会社などが企画した短い期間に様々なところを回る旅です。二つ目はバックパカーの旅のように,自由に旅先を回るもの。3番目は しばらくの間そこに住み、勉強したり働いたりしながら現地の人と触れ合うものです。旅のこつは 自国との違いを正しく認識し、その土地の良さを知るとともに自国の良さを再発見することや、旅先でのうまく行かないことも楽しむ気持ちを持つことだと語りました。

 

二人目のスピーカーは 5000年にも及ぶエジプトの長い歴史をわかりやすく短い時間で語られました。およそ5000年前 その後3000年続く文明がナイル側沿いに生まれ,Narmer(King Menes)が上流と下流の二つの場分を一つの王国に、統一しました。その後、アレクサンダー王がのっとり、クレオパトラの時代を経て、エジプトはローマ帝国の属領になりました。1400年前頃アラブ人が入ってきて、その後様々な国がこの国を支配しましたが、近年この国は、大統領制の独立国となりました。

 

三人目のスピーカーは アメリカの普通の人の北朝鮮への支援について語りました。一つは、北朝鮮の農民へ中古の農機具を贈ったアメリカの一人の農民の活動です。もう一つは農業地域を回り牛や豚や七面鳥を寄付してもらい、それらの肉の缶詰を作り飢餓に苦しむ北朝鮮に贈ったキリスト教の一集団メノナイトの人達の活動です。

また、日本のヴォランティアのカンボジアでの二つの活動、一つは学校を建てる活動、もう一つは退職した自衛隊の人が地雷や不発弾の除去の専門家をカンボジアに送っている活動を紹介しました。“前向きに考えよう。一人の人間の行動から大きな違い、結果を生む。”と語られ、我々に“何事もやれないことはない”と、勇気付けられました。

各スピーチの後では、会場からの若い人の意見やリタイアした人達の経験や知識に基づく意見が活発に語られ、ディスカッションが続きました。

 

その後、ゲストと参加者が4つのグループに分かれて、それぞれのテーブルでの熱いディスカッションが、繰り広げられました。

 

10代の高校生から70代の方々までが、楽しく有意義な一時を過ごしてくださったことをアンケートや当日の様子から伺うことが出来、スタッフ一同、嬉しく思いました。


また今後もいろいろなバックグラウンドを持った方々のさまざまなテーマをお届けできればと思います。

 

当日の写真をご覧下さい。


主催:青葉国際交流ラウンジ