2006年度語学ボランティア研修交流会 報告

日時:2007年3月31日(土) 2時〜4時半 会場:青葉国際交流ラウンジ 青葉区区民交流センター第2・3会議室
テーマ:外国人相談現場から 〜語学ボランティアに求められるもの〜
「語学ボランティアとして活動する」とはどういうことなのでしょうか。また、活動するためには何が求められるのでしょうか。
今回の研修会では、外国人相談現場におけるエキスパートを講師に迎え、事例を交えながらお話をしていただきました。
講師:大内二三代さん 
かながわ外国人すまいサポートセンター 相談員
   (スペイン語担当)
横浜市国際交流協会 外国語相談員(スペイン語担当)
横浜市コールセンター(スペイン語担当)
   
<大内さんのお話要点>
  ・相談に応えるためには、外国人に関係する制度や組織について知っておく必要がある。そのためには、日頃から        情報の収集を心がけ、周囲の情報に敏感になる。(どんな情報がどこにあるのかを知っておくことも重要)
  ・ただし、全てのことを網羅するのは難しい。よく知らないことや分からないことを無理に応えようとせず、調べたり人        に聞いたりするように。(ごまかしたり、誤った情報を伝えたりない。)
  ・相談者の話をよく聞く。(相手の話を聞かず、語学ボランティアだけが一方的に話しているケースもよくある。)
講師:川瀬スージー良美さん
大和市ハローワークおよび厚木市役所 相談員
    (ポルトガル語担当)
<川瀬さんのお話要点>
  ・相談者の母国語で相談に応じるのは、相手にとって相談しやすいことではあるが、長く日本に住むのであれば、日本語を覚えてもらうことも必要。母国語で相談できる相手や友人が多いと、日本語を覚えようとしない外国人も多い。
  ・ボランティアには「素人」と「玄人」がある。
  ・相談者の中には甘えたがる人もいる。(いつでもどこでも電話をしてくるなど) 相手につられて相談にのっていると、ボランティア側が疲れきってしまうケースもある。1人で相談者を抱え込まない、自宅には持ち込まない、などの対策も必要。
   ・文化や習慣の違いがあることを念頭においておく。 単に言葉ができるだけでは、「通じ合えない」と思われることも。一度信頼してもらえなくなると、二度と相談に来なくなることもよくある。
語学ボランティアというと、何らかの言語が出来ることが先ず求められるように思う方も多いかもしれませんが、言語はあくまでも、“1つの道具”でしかありません。流暢に話せることよりも、相手の話を聞く、相手の文化や習慣を理解する、外国人を取り巻く状況や、関係する情報に常に敏感であるなどのこと方が求められるものです。また、ボランティアというと、どこまでも“尽くす”ことが必要なイメージがあるかもしれませんが、相談者との間に適当な線引きをすることは、継続的によりよい関係を築き、本当に必要とされる情報や支援を提供するためにも求められることです。
研修会終了後交流会を開催しました。ラウンジではこのような語学ボランティアのための研修交流会を年2回程度開催しています。語学ボランティアに興味のある方はぜひラウンジにいらしてください。いつでも登録できます。